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探究公開: 2026-07-11 / タンキュウノート編集部

探究テーマの見つけ方:AIプロンプト15選+問いを立てる5ステップ

「探究のテーマを決めてきて」と言われて、何週間も白紙のまま——これは能力の問題ではなく、手順を教わっていないだけです。この記事では、AIを「答えを出す機械」ではなく発想を広げ、問いを磨く壁打ち相手として使い、5つのステップで自分のテーマにたどり着く手順を、コピペで使えるプロンプト15個つきで解説します。

先に大事な注意: AIの出力には誤り(存在しない文献・データ)が混ざります。この記事のプロンプトは「発想と整理」に使うもので、事実の確認は必ず一次情報(官公庁・学術機関・原典)で行ってください。学校によってはAI利用のルールがあるので、先生に確認してから使いましょう。

全体像:問いは「探す」ものではなく「育てる」もの

文部科学省の学習指導要領解説でも、探究は「①課題の設定 → ②情報の収集 → ③整理・分析 → ④まとめ・表現」のサイクルとされています。最初のつまずきポイントである「①課題の設定」を、この記事では5ステップに分解します。

STEP1興味の棚卸し STEP2種を発散させる STEP33つに絞る STEP4問いの形に磨く STEP5仮の問いを検証
探究テーマ設定の5ステップ。行き詰まったら1つ前のステップに戻ってよい

STEP1:興味の棚卸し(プロンプト1〜3)

テーマは「立派な社会課題」から探すと失敗しがちです。まず自分の中にある材料を全部出します。

プロンプト1|興味の聞き出しインタビュー

あなたは高校生の探究学習をサポートするインタビュアーです。私が自分の興味に気づけるように、1問ずつ質問してください。「最近気になったニュース」「つい時間を使ってしまうこと」「腹が立ったこと・もやもやしたこと」「家族や地域の困りごと」の4方向から、合計8問。私の回答を受けて掘り下げる質問をしてください。最後に、回答から見えた興味のキーワードを10個挙げてください。

プロンプト2|「もやもや」の言語化

私が最近もやもやしたことを話します。これを「誰が・何に・なぜ困っているのか」の形に整理し、背景にありそうな社会の仕組みを3つの観点から説明してください。断定せず、「〜の可能性がある」という形で示してください。【もやもや:ここに書く】

プロンプト3|教科との接続

私の興味キーワードは【キーワード】です。これを高校の教科(国語・地歴公民・数学・理科・英語・情報・家庭・保健体育・芸術)それぞれと結びつけると、どんな切り口がありえますか。教科×キーワードの表で15個出してください。

STEP2:種を発散させる(プロンプト4〜6)

プロンプト4|視点の強制シャッフル

テーマの種【〇〇】について、次の7つの視点から見たときに生まれる疑問を各2個ずつ挙げてください:①時間(昔と今、10年後)②場所(日本と海外、都市と地方)③立場(当事者、行政、企業、子ども、高齢者)④お金の流れ ⑤技術 ⑥ルール・制度 ⑦データ(何がどう測られているか)。

プロンプト5|「当たり前」を疑うリスト

【〇〇】の分野で、多くの人が当たり前だと思っているが、実は根拠を確かめた人が少なそうなことを10個挙げてください。それぞれ「どうやって確かめられそうか」も1行で添えてください。

プロンプト6|先行事例のジャンル調べ

高校生が【〇〇】に関する探究でよく扱うテーマの傾向を、ジャンル分けして教えてください。そのうえで「扱う人が少なそうな隙間」を5つ提案してください。※実在の受賞作品名や文献名は挙げなくてよいです(正確でない可能性があるため)。

プロンプト6で「※実在の名前は挙げなくてよい」と付けているのは、AIが架空の事例をそれらしく作ることがあるからです。実際の先行事例は、学校の図書館、国立国会図書館サーチ、大学や自治体の公開資料で確認します。

STEP3:3つに絞る(プロンプト7〜9)

発散した種を、実現可能性で絞ります。ここが探究の成否を最も左右します。

プロンプト7|実現可能性チェック

次の3つのテーマ候補を、高校生が1年間で探究する前提で比較してください。評価軸:①自分で集められるデータがあるか(アンケート・観察・実験・公開統計)②結論がYes/Noで終わらない深さがあるか ③安全・倫理面の問題 ④先生や外部の協力が必要な度合い。表形式で、各テーマの「一番の壁」も書いてください。【候補1:】【候補2:】【候補3:】

プロンプト8|データの当たりをつける

テーマ【〇〇】について、高校生がアクセスできそうな公開データの「種類」を挙げてください(例:政府統計、自治体の公開資料、業界団体の白書)。具体的な統計名は「おそらく〜という名前の統計がある」という形で示し、必ず政府統計ポータルe-Stat等で実在を確認するよう促してください。

プロンプト9|スケールダウン

テーマ【〇〇】は高校生には大きすぎます。「対象を狭める(地域・年代・場面)」「期間を絞る」「比較に落とす(AとBの違い)」の3方向で、1年で完結するサイズに縮めた案を各2個ずつ出してください。

STEP4:問いの形に磨く(プロンプト10〜12)

テーマ(名詞)のままでは探究は始まりません。**問い(疑問文)**に変換します。

ダメな問いのパターン良い問いへの直し方直した例
調べれば終わる地球温暖化の原因は何か「なぜ・どうすれば」に変えるなぜ〇〇市の家庭ごみは減らないのか
大きすぎる日本の少子化をどう解決するか対象と場面を絞る〇〇高校の生徒が地元で子育てしたいと思う条件は何か
Yes/Noで終わるSNSは悪か程度・条件を問うどんな使い方のときSNSは勉強の妨げになるのか
検証できない幸せとは何か測れるものに置き換える高校生の「充実感」は何をしている時間と相関するか

プロンプト10|問い変換機

テーマ【〇〇】を、探究の問いに変換してください。「なぜ〜なのか(原因)」「どうすれば〜できるか(方策)」「〜と〜は何が違うのか(比較)」「〜はどのくらい〜か(実態)」の4類型で各2個、合計8個。それぞれ「答えを出すために必要な作業」を1行で添えてください。

プロンプト11|問いの辛口レビュー

次の問いを、探究指導の経験が長い先生になったつもりで辛口レビューしてください。観点:①調べ学習で終わらないか ②1年で答えに近づけるか ③データの入手可能性 ④問いに含まれる言葉の定義の曖昧さ。改善案を3つ出してください。【問い:】

プロンプト12|サブクエスチョン分解

メインの問い【〇〇】に答えるために、先に解くべき小さな問い(サブクエスチョン)を5〜7個、答える順番に並べてください。それぞれ「何をすれば答えられるか(文献・アンケート・実験・インタビュー等)」を添えてください。

STEP5:仮の問いを検証する(プロンプト13〜15)

プロンプト13|1週間お試し計画

問い【〇〇】を本採用する前に、1週間で「この問いは続けられるか」を確かめる小さな計画を立ててください。条件:お金をかけない、1日30分以内、成果物は「わかったこと・わからなかったこと・次に知りたいこと」の3点メモ。

プロンプト14|挫折ポイント予測

問い【〇〇】の探究を進めたとき、途中で挫折しやすいポイントを時系列で3つ予測し、それぞれ「事前にできる備え」を提案してください。

プロンプト15|他人に説明するテスト

私の問いは【〇〇】です。中学生にもわかるように、この問いの面白さを100字で説明する文章を3パターン作ってください。そのあと、「この説明でワクワクしない場合、問いのどこを変えるべきか」を診断してください。

自分の言葉で説明してワクワクしなければ、遠慮なくSTEP2に戻ってください。戻るのは失敗ではなく、探究サイクルの正しい回し方です。

ワークシート:問いを立てる5ステップ記録用紙

印刷するかノートに写して使ってください。全部埋まったら、テーマ設定は完了です。

項目記入欄
① 興味キーワード(10個)
② 気になった種(3つ)
③ 実現可能性チェックの結果(残った1つと理由)
④ 問いの形(疑問文で)
⑤ サブクエスチョン(5個)
⑥ 最初の1週間でやること
⑦ 先生に確認したいこと

よくある質問

Q. AIに「テーマを決めて」と頼んではだめ? だめではありませんが、他人事のテーマは途中で必ず失速します。AIには「決めてもらう」のではなく、この記事のように自分から材料を引き出させる使い方が向いています。

Q. AIが挙げた統計や文献が見つからない それはAIの創作(ハルシネーション)の可能性が高いです。統計はe-Stat(政府統計の総合窓口)、文献は国立国会図書館サーチJ-STAGEで実在を確認してください。

Q. 探究のテーマは進路に関係あるほうがいい? 関係していると志望理由書で語りやすいのは事実ですが、無理につなげる必要はありません。まず1年続けられる問いであることが優先です。

出典・参考

この記事はタンキュウノート編集部がAIを下書きに使い、編集・事実確認のうえ公開しています(編集方針)。誤りを見つけた場合は編集方針ページの窓口からご連絡ください。